ヒラマサは沿岸性の回遊魚で、大きさは1メートル、重さ20キロほどになる。最大の個体は2.5メートル重さ96キロのものも確認されている。
ブリに似ているが、体型はブリよりスマートで瞬間的な引きはブリよりも強い。持久力はブリの方があり、ヒラマサはファーストランを乗り越えると少しずつ弱ってくる傾向がある。
シーズン
ベストシーズンはベイトフィッシュとなるイワシなどが岸によってくる秋です。夏や冬にも釣れることはできるが、ベイトに左右されやすく、かなりの勘と経験が必要になってくる。九州では5月頃に産卵をおこなうので、この時期は釣れないことが多い。
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時合い
圧倒的に朝マズメがよい。日が昇り切ってしまうと、岸からはなかなか釣れない。夕マズメもよいが、朝マズメほどではない。
朝はベイトフィッシュが岸に集まっており、それを追ってヒラマサが岸に近づいてくるためと考えられている。
ベイトに左右されるので、ベイトさえ集まっていれば時間帯は関係ないともいえる。
釣り場
ヒラマサは潮通しのよい磯の沈み根周りを回遊していることが多い。ある程度の水深があることが望まれ、条件を満たすポイントは限られるため、有名ポイントとなっていることが多い。サーフや堤防でも釣ることができるが、ベイトフィッシュやヒラマサの回遊に左右されるので難しくなる。
タックル
小型のものであれば強めのシーバスタックルでも対応できるが、中型、大型には専門のタックルでないと勝負にならない。
ロッド
10ft前後のショアジギングロッドを使用する。100グラム以上のルアー、メタルジグを投げられるパワーがあるロッドが必要。
リール
シマノであれば8000~10000番、ダイワであれば4500~6500番。太いラインを十分に巻ける容量が必要で、青物のパワーを受け止めるドラグ力が必須。
ライン
PE4号以上を300メートル程度必要とする。飛距離が短くなるがPE6号以上を使うこともある。
リーダー
メタルジグをメインにする場合は沈みやすいフロロカーボン、トップウォータープラグをメインにする場合はナイロンラインを使用することが多い。
強度は50ポイン以上のものを使う。
ルアー
トップウォータープラグ、メタルジグ、ミノー等を使用する。