総務省の社会生活基本調査で2016年の釣り人口が発表されました。
これは全国の10歳以上の約19万人を対象に、この1年内に釣りを1回でもしたか調査票やオンラインで回答を求めて、そのうち約17万9000人が回答した結果です。
その結果によると、この1年内に1回でも釣りをした人が8.7%でした。
2016年の全国の10歳以上の人口は1億1330万人ですので、釣り人口は約985万人となりますね。
釣り人口は同じ総務省の統計で2001年に1607万人、2006年に1134万人、2011年に928万人とかなりの勢いで減っていました。
2016年の釣り人口は985万人になっていますので、釣り人口減少の流れが止まったのかなとの印象があります。
まぁ1回でも釣りをしたことがある人の統計なので、985万人がそのまま釣り人口とは言えないと思いますが、釣りの根強い人気が感じられます。
では、九州の釣り人口はどうなっているでしょう?
同じ総務省の統計では、九州の釣り人口は次のようになります。
・福岡県:8.2%/36万7000人
・佐賀県:10.7%/7万7000人
・長崎県:12.8%/15万2000人
・熊本県:12.8%/19万8000人
・大分県:11.1%/11万3000人
・宮崎県:10.8%/10万3000人
・鹿児島県:11.4%/16万2000人
・沖縄県:11.1%/13万7000人
合計130万9000人
・東京:6.9%/85万2000人
・大阪:8.8%/69万7000人
福岡県以外は全国平均を大きく上回っています。
これは、自然豊かな釣り場が近くにあるからでしょうか?
その他のスポーツと比べると
・野球(キャッチボール含む):7.2%
・ゴルフ(練習場も含む):7.9%
・テニス:5.0%
・ボウリング:12.7%
・登山:10.0%
・サイクリング:7.9%
・スキー・スノボ:5.4%
・剣道:0.6%
以上のようになっていましたので、釣りはけっこう人気な方だと思います。
私が勝手に釣りのライバルと思っているゴルフ(練習場も含む)に勝っているのが意外でした。
登山ブームも根強いですね。10人に1人は登山してるんですね。
釣り人口はレジャー白書などでも統計を取っていて、数字がかなり変わります。
このコラムでは、混乱しないように総務省の社会生活基本調査のみの統計で比べたりしています。
釣り人が増えると、ごみ問題や駐車マナーが悪くなる傾向にあるようですが、みなさんマナーを守って釣りを楽しみましょう。