冬の玄界灘の有名な釣りものとして「寒ブリ」釣りがあります。
寒ブリは「醤油はじき」と呼ばれるほど脂がのっていて、刺身やブリ大根に最適です。
寒ブリは基本的には船からのジギングで釣ります。
主なタックルとしては下記のようになります。
ロッド:ジギングロッド(ジグウエイト300グラムぐらい推奨)
リール:ダイワ4500~6000番 シマノ8000~12000番(PE3~5号を300mくらい巻けるリール)
リーダー:フロロ50~80ポンド
ジグ:200~300グラム
(反則技:電動リールタックル)
そうなんです。寒ブリジギングはかなりハードタックルで挑まなければいけません。
なぜなら寒ブリは重い!
だいたい釣れるアベレージとしては8~12キロくらいになります。
これだけ重いと引く力も半端ではありません。
そして釣れるポイントが深い!
水深100~150mくらいの深さまでジグを落とし、だいたいボトムで喰ってきます。
冬場の玄界灘は風も強く、ドテラ流しのジギングはジグが流されやすくなりますので、かなりヘビーウエイトのジグを使います。
だいたいボトムで喰ってくるといいましたが、そこから10キロクラスのブリを巻き上げなければいけません。
これがまた重労働です。
嬉しいことにブリは群れでいるので、一度釣れたら入れ食いになることもけっこうあります。
2~3匹釣った後は、握力はなくなるは、腕はパンパンになるは、かなりの筋トレになり、次の日は筋肉痛間違いなしです。
力がなくなって、釣れているのに休憩してしまうほどです。
(そこで、一部の人は電動リールで釣ってるんです)
釣り方としては様々なジグのシャクリ型があります。
その日によってよく当たるシャクリ方があるので、釣れている人のシャクリをマネしましょう。
主なシャクリ方は二つです。
・ジャガジャガ巻き:リールを早く巻いて、ジグを激しく動かします
・ヒラヒラ巻き:ジグをヒラヒラ舞うようにゆっくり動かします。
この二つを組み合わせたり、ストップ&ゴーなど食わせのタイミングを入れたり工夫しましょう。
船長に聞いたり、釣れてる人をマネするのが一番ですけどね。
冬の10キロクラスのブリの相場は1万円近くするので、船代を考えてもお得な釣りです。
今年は寒ブリジギングでマグロもけっこう釣れていて、10キロクラスのマグロを2~3匹釣っている人もいましたよ。
この時期は大型のタイも似たようなポイントにいますが、タイラバの細仕掛けにもブリが喰ってくるのでタイラバはほぼ出来ないと思って下さい。
タイラバ用リールはラインの巻量が少ないので、ボトムで喰ってくるとラインを全部持っていかれることもありますよ。